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イスの上で昼寝

2009年08月23日
 
 
今日は、写真一枚です。


イスの上で昼寝をしているうーこう ↓↓







5s_utatane-0.jpg





(「続きを読む」に駄文を書きました)
 


 
 
 
++++
 続き
++++




駄文タイトル: 父ちゃんの笑顔



先月(7/26)、「また今度載せます」と言って、それっきり放置していた駄文があります。

放置していたのは、なんとなく人様に公開するのは気が進まなく

なっていたからで、このままうやむやにしてしまおうか・・などとも

思いましたが(すみません)、載せると書いた以上はやっぱり載せよう

と思いなおし、今日の日記でこそっと載せることにしました。

猫の話というより人間の話で、しかもあんまり楽しい話題じゃないですが、

それでも読んでやろうと思う方は、どうぞ読んでくださいまし。

では、はじまり↓↓



   *       *       *       *


 


少年の頃、実家で黒猫を飼っていた。

猫好きの母が、ある日突然連れ帰ってきたのである。


まだ仔猫だった黒猫を見て、妹は喜んだが、おいらは正直がっかりした。

どうせ飼うなら、犬を飼わせてほしかったのだ。

大阪の小さな家に家族5人+猫1匹、このうえ犬を飼うのは難しい。

「もうこれで犬は無理だな」と思ったのを憶えている。

どうやら兄も同じだったらしく、ちょっと渋い顔。

父に至っては、「犬も猫もいらん」と言う始末だった。


そんなわけで、あまり歓迎されなかった黒猫は

「ねこ」という大変ぞんざいな命名をされてしまったが、

いつしか家族を篭絡し、みんなに愛されるようになっていった。

ただひとり、父を除いて。


父は、ねこにほとんど関心を示さなかった。

父がねこに声をかけるとしたら、父の椅子に座っているねこを

新聞でシッシッと払いのけるときくらいのものであった。

もともと自分の子にもさほどの関心を示さなかった父であるから、

それを不思議には思わなかったが、ねこにとっては気の毒な話である。



   *         *         *



それから長い月日が流れ、家族もみな成人し、それぞれ実家を

離れていったあと、ねこは病気でこの世を去った。

半年ほどの闘病ののち、「死んじゃったよ」と涙声の母から

連絡を受けたのは、もう何年前のことだっただろうか。

いつもおいらの机の引き出しの中にいて、声をかけるとうれしそうに

顔を出していたねこを、今でもときどき思い出す。




あとから聞いたことだが、とても驚いたことがあった。

ねこの闘病の間、あの父が、毎日ねこの看病をしていたらしいのだ。

もちろん、それまでほとんど関心を示さなかった父であるから、

看病と言ってもたいした知識はなく、病院へ連れて行くときの運転手をしたり、

水を取り替えてやったり、ときどき声をかけてやるくらいのものだったようだが、

それでも過去の様子から比べると、驚きであった。


おまけに父は、ねこが亡くなる2ヶ月ほど前に、母に向かって

「わし最近、ねこがえらくかわいいんやけど、なんでなんやろ?

ねこが死んでしもたら、わし、絶対泣いてしまうと思うわ。

なんでやろ、年のせいかな・・?」などと言っていたらしい。

母が笑いながら「めんどう見てたらかわいくなってくるんよ。

アンタ、そんなことも知らんと生きてたん?」と言うと、

父はうなずきながら納得したそうである。



   *         *         *



そんな父も、今はもう、この世にいない。

寝ても覚めても商売のことばかり考えていた父は、

その心労のせいだろうか、頭が痛いと言い出したあとに

あっけなくこの世を去ってしまった。


当時の父の心労を思うからだろうか、それとも、死の瞬間を

思ってしまうからであろうか、父のことを考えると、どうしても

「苦しそうな父」を思い出してしまうことが多い。

苦しそうな父より、笑っている父を思い出したいのだが、

どうしても余計なことを考えてしまうのだ。



そんなとき、おいらは「虹の橋」のことを考える。

虹の橋のたもとで、父と猫が出会ったときのことを想像するのだ。


ねこが本当に待っているのは、おそらくずっと世話をしてきた

母ではないかと思う。ねこは一番好きだった母を待ちながら、

橋のそばで楽しく暮らしている。

だがねこは、ある日やって来た父を見つける。

最期の半年だけとはいえ、自分の身をひどく案じてくれた父を見て、

ねこはうれしそうに父に駆け寄るだろう。


動物に関心を持たなかった父は、当然虹の橋なんて知らないから、

そこでねこと再会するなど想像もしていない。突然現れたねこが

ニャーニャーと鳴きながら足にまとわりつく姿を見て、父は驚くにちがいない。


だが、驚くのは一瞬だけだ。次の瞬間には、父は苦しかったことも

すっかり忘れて、うれしそうにねこを抱き上げるだろう。

「ねこやないか。そうか、元気にしてたんか。おまえ、あのとき、

よくもわしを泣かせてくれたな・・!」などと、軽口を言いながら。

そのときの父の顔は、おいらが思い出したかった、

あの満面の笑顔になっているのだ。
 
 
[ 2009/08/23 11:47 ] 日記 | TB(-) | コメント(-)

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年齢: 7歳
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真夏の公園で干物になる寸前に拾われ、その後我が家へもらわれて来た茶白猫。どうやら耳が聞こえないようだ。

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(最後に飼い主の紹介も少し)


★新入り猫:しじみ(2歳)もいます
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